フィリピンでNFTゲームが流行ってるとか、稼いでる人が多いって聞くけど理由はなに?
「フィリピンでNFTゲームというものが流行っている理由とは?」、「稼いでいる方法とは?」という様な疑問を持っている方が多いと思います。フィリピンではゲームをするだけで生計を立てている人も出てきてます。
実際には世界各国での人気はどんどん加速している状況です。この記事ではフィリピンを事例に交えながら、どうして流行ったのか、どうやって稼いでいるのかを説明していきます。
巷で流行りのNFTのゲームって一体何?
NFTゲームが流行っている理由を解説する前にNFTゲームとは何かについて解説をします。「ブロックチェーンゲーム(BCG)」とも呼ばれ、ブロックチェーンの技術を用いて作られたゲームです。
今までのゲームの場合、ゲーム内で入手をしたアイテムや通貨等はゲーム内でしか利用することが出来ず、換金もする事が出来ず、現実世界では価値がありませんでした。
しかし、NFTゲームの場合ゲーム内のアイテムやキャラクター等がNFTとなっている、NFT自体を換金したり、報酬でもらえる通貨を実際のお金にすることが可能となりました。ゲーム内で獲得したものは現実世界での収入になるという事です。
「play-to-earn(遊んで稼ぐ)」という今までにない考え方のゲームで、最近では「move-to-earn(動いて稼ぐ)」などの新しい概念も登場していて、ゲームを遊んで稼ぐという考え方は当たり前の物になってくるでしょう。
その他に、「sleep-to-earn(寝て稼ぐ)」、「sing-to-earn(歌って稼ぐ)」等の様に多彩な遊び方、稼ぎ方が出てます。次の項ではフィリピンでなぜNFTゲームが流行っているのか解説をします。
フィリピンでNFTゲームが流行っている理由
爆発的に流行った理由は、「ロックダウンの影響」、「平均月収より稼げる」、「スマホで遊ぶ事が出来る」、「無料で始められる」といった要因です。1つずつ解説していきます。
ロックダウンの影響
1つ目の理由は、ロックダウンが起きた影響でしょう。フィリピンでは2020年8月にロックダウンが起こり、仕事を失う人が増加しました。生活費を稼ぐためには次の仕事を探す必要がありましたが、仕事が見つからない人が多くいました。
また、失業時の手当も限られているため早急に収入を得る必要がありました。そこで人気になったのがNFTゲームという訳です。そこで「Axie Infinity」というゲームが大流行し、若者から大人までが遊ぶ様になりました。Axie Infinityは、東南アジアで人気のゲームです。
仕事を失った人たちの生活には欠かせない存在になりつつあります。得たお金はすぐに現地の通貨に両替する事が出来、国際送金などに必要な莫大な手数料も不要です。他の新興国でも人気は更に高まって行くでしょう。
平均月収より稼げる
フィリピンの平均月収は5万円以下です。そのため、普通に働くよりゲームの方が稼げてしまうという状況です。日本ではまだNFTゲームだけで生活している人は少ないですが、物価が日本と比べてとても安いため、ゲームの収入が大きな収入源となり、ゲームを仕事にしている人も多くいる状況です。
中にはで稼いだお金で、家を買ったりオートバイを買ったりと生活が豊かになっている人も多いです。病院に行く事が出来たり、周りへの食料の支援もした人もいるそうです。
また、NFTゲームでは基本的には初期費用が数万円~数十万円必要になります。結構な金額のため、スカラーシップという制度を利用している人もとても多いです。スカラーシップについては後ほど解説していきます。
無料で始められる
後ほど詳細に説明するスカラーシップを利用することで、すぐにゲームをすることが出来るのが要因の一つです。本来はアイテムを購入しないと始められないですが、スカラーシップと言う制度を使えば初期投資0でリスクなしで始めることが出来ます。
スマホで遊ぶ事が出来る
スマホで遊ぶ事が出来る為、手軽に始められます。日本ではiPhoneユーザーが多いですが、フィリピンでは端末が安いAndroidユーザーが多くを占めていてこれらも人気になった要因です。
人気の「Axie Infinity」はスマホ向けアプリもリリースしてます。しかし、現状iOS版は新規で始めることが難しいため、Android版欠かせない存在です。
また、スマホの場合どこでも簡単に遊ぶ事が出来る為に大変人気です。ゲームと聞くと若者が遊ぶものだと思われがちですが、高齢の方にも大人気です。今後のゲームはスマホ対応の有無がゲームの将来性に影響する事が考えられます。
NFTゲームで遊んで稼いでいる方法は?
ゲームで稼いでいる方法は大きく分けて2パターンです。「自分のNFTで遊ぶ」、「スカラーシップ制度を利用」の2つです。先述した通り平均月収が少ないため、多くのNFTを購入して売買をするといった稼ぎ方はできません。そのため、実際にゲームをして稼ぐ方法が一般的です。
自分のNFTで遊ぶ
まず1つ目は自分のNFTを購入をし、遊ぶ方法です。この方法の場合ある程度の初期費用が必要になります。人気になりすぎる前のNFTゲームの場合初期費用が安くすむ傾向にあります。リリース当初から開始していた人は、少ない初期費用・投資費用で大きなリターンを得てます。
リリース前から始めるためのメリットについて知りたい方はこちらの記事「NFTを早期から始めた場合のメリットとは!?」を読んでみと良いでしょう。もちろんデメリットもあるので、事前調査などをして気を付ける必要があります。
先程紹介した「Axie Infinity」の場合、人気が拡大した影響でゲーム内通貨の価値が乱高下している状態です。これにより、新規ユーザーの参入障壁は高くなってきていて、この問題解決をするために用いられた方法がスカラーシップ制度というシステムです。
スカラーシップ制度を利用
スカラーシップ制度とは、NFTを借りて遊んで稼ぐ方法です。Axie Infinityを例に解説していきます。アクシーと呼ばれるNFTのモンスターを3体所有してから初めてゲームをする事が出来ます。アクシーを3体購入するために掛かる費用は3万円以上掛かります。
※アクシーの値段は日々変動している
その為、初期費用があまり無いプレイヤーは、多くのアクシーを持っている人から借りることでゲームをする事が出来ます。マネージャー(貸し手)がスカラー(借り手)にアクシーを貸し、スカラーがゲームをして稼いだ通貨を両者が契約した割合で分配します。
スカラーシップ制度は、無料でゲームを始められるので利用者は多いです。
日本人は稼げない?
ここまで、NFTゲームが流行った理由と稼ぎ方について解説してきましたが日本では稼げないのかと疑問に思った方も多いと思うので解説していきます。
結論は、「日本でも十分に稼げます」。日本でも人気の「StepN」や「Axie Infinity」などを遊ぶ事で稼ぐことができます。毎月数万円でも稼げればアルバイトも不要になったりしますし、時間も自由に使うことが出来ます。
初期費用数万円程で始め、2~6か月程度で原資回収が見込めるゲームが多くあるので自分が続けられそうなゲームを見つける事をおすすめします。注意する点は1日で稼げるというものではなく、コツコツ遊んでいくことで原資回収をし、収益を獲得できる仕組みです。
しかし、NFTゲーム全般に言える事で価格の変動が大きいというリスクがあります。始める際は余剰資金を使って自己責任で遊ぶことがとても大事です。何も考えずに始めると痛い目を見るでしょう。
フィリピンで流行っている理由と稼いでいる方法を簡単に
この記事で解説した内容をもう一度振り返ります。
流行っている理由
- ロックダウンの影響
- 平均月収より稼げる
- 無料で遊べる
- スマホで遊ぶ事が出来る
稼いでいる方法
- 自分のNFTで遊ぶ
- スカラーシップ制度を利用
世界ではNFTゲームを遊ぶ事で稼ぐというのが当たり前になってます。将来的には日本でもNFTゲームで生計を立てる人が増加するかもしれません。NFTゲームの流行に乗り遅れないためにも、今からしっかりと市場の調査をし、自分にあったゲームを探してみてはいかがでしょうか?